診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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14:30~18:00 | ● | ● | ● | ─ | ● | ▲ | ─ |
▲:14:00~17:30 休診日:木曜・日曜・祝日
※祝日がある週の木曜は診療しております。
※木曜の休診日は、毛利歯科クリニック七福別院にて
応急処置の対応をしております。
「いびき」は単なる騒音問題ではなく、実は深刻な健康リスクを抱えていることが分かってきています。
いびきをかいている人は熟睡しているように見えますが、実際は全くの逆です。眠りが浅くなり質の良い睡眠がとれていない場合がほとんどで、疲労が蓄積して日中の眠気や集中力・記憶力の低下、イライラといった症状が現れます。
また、呼吸が妨げられると体内の酸素が不足し、心臓や血管・呼吸器に負担をかけます。これにより高血圧や心疾患、脳梗塞などの病気を引き起こすリスクが高まってしまうのです。
いびきにはさまざまなタイプがありますが、中でも特に注意が必要なのが、睡眠中に無意識に呼吸が何度も停止し、その度に大きないびきを繰り返すケースです。これが近年注目されている「睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)」と呼ばれる疾患です。
20年ほど前(※)から、睡眠時無呼吸症候群(SAS)に関連した事故や話題が各方面で増加してきています。当院の理事長である私(毛利)も以前からいびきが気になっており、もともと鼻炎があったのでその影響だと考えていました。しかし、SASに関する情報が増えるにつれ、不安も大きくなっていったのです。
歯科での治療法も検討されるようになってきたため、平成15年に鹿児島厚生連病院 呼吸器内科の長濱先生にご相談し、睡眠ポリグラフ検査を受けることに。結果は重症との診断で、かなりのショックを受けました。
重症例ではC-PAP療法(マスク療法)が標準的な治療ですが、私は歯科装具(マウスピース)の改良に積極的に取り組むことを決意しました。さまざまな本を読み込み、講習会にも参加。自分の健康がかかっているだけに、自分なりにより良いマウスピースの作製方法を考案したのです。
マウスピースによって、いびきはかなり改善されます。個人差はありますが、その効果は決して侮れません。当時は保険適用外でしたが、現在では保険が適用されています(医科からの紹介状が必要です)。
※2025年現在
睡眠時に10秒以上、呼吸が止まることを無呼吸と呼びます。この無呼吸状態が1時間に5回以上、あるいは7時間に30回以上発生すると「睡眠時無呼吸症候群」と言われています。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状は、以下のようなものです。
夜にお口に装着するだけのため、簡単です。すぐに治療をスタートできます。
C-PAP療法(マスク療法)などでは喉が渇く弊害がありますが、この方法にはそれがありません。大がかりな機械が必要ないのも利点です。
装置が小さく持ち運びが可能で、旅行先でも使用できますので外出を控える必要がありません。
このように当院では、睡眠時無呼吸症候群の方に対してマウスピース療法をおすすめしています。ただし、お身体の状態などによっては適さないこともありますので、詳しくはお近くの呼吸器内科や耳鼻科にご相談ください。
マウスピースは歯を支えにして装着するため、歯の本数が少なかったり、歯が動揺したりしている場合は安定せず使用できません。
気道を確保するため、マウスピースであごを前方に8mm以上移動させます。この動きができない方や、顎関節に問題がある方は、あごに痛みが出るなどのトラブルが起こる可能性がありますのでおすすめできません。
マウスピースは口を閉じて使用するものです。口を閉じた状態で鼻呼吸が難しい場合、効果を十分に発揮できません。
使用は可能ですが、あごの成長に合わせて1〜3か月ごとの調整が必要です。
マウスピース装着時の違和感によって眠れなくなることがあるため、寝つきの悪い方には向いていない場合があります。
抱き枕などを使って横向きで寝ると、重力の影響で舌が喉の奥に落ち込みにくくなり、気道がふさがりにくくなります。いびきの予防に効果的です。
枕を低めにすると首が自然な角度になり、気道が確保されやすくなります。高すぎる枕は気道を圧迫する原因になるので、枕選びにも注意しましょう。
アルコールやタバコは気道の粘膜が腫れる原因になり、いびきを悪化させる場合があります。
肥満で首まわりに脂肪がつくと、気道が狭くなる一因になります。無理のない範囲で減量を目指すことも、いびきの軽減につながります。
歯科医師は睡眠時無呼吸症候群の診断ができませんが、治療するための装置については、医師の指示のもとで作製できます。
睡眠時無呼吸症候群かどうか悩まれている方は、まずお近くの耳鼻咽喉科や呼吸器内科などを受診されてください。
睡眠時無呼吸症候群の治療は保険適用です。
歯科で睡眠時無呼吸症候群治療用の装置(マウスピース)を作りたい場合は、必ず耳鼻咽喉科または呼吸器内科などからの紹介状が必要になります。
お口の型どりをしてから1週間ほどで出来上がります。型どり時の所要時間は45分程度です。
鹿児島市・鹿児島の歯医者「毛利歯科クリニック」では、睡眠時無呼吸症候群治療の装置(マウスピース)の作製が可能です。お気軽にご相談ください。
お近くの耳鼻咽喉科または呼吸器内科を受診され、紹介状をもらってきてください。
お口の中がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
お口の型どりを行います。所要時間としては45分程度です。
作製したマウスピースを調整し、お渡しします。
作製期間として1週間ほどいただきます。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | ● | ● | ● | ─ | ● | ● | ─ |
午後 | ● | ● | ● | ─ | ● | ▲ | ─ |
午前:9:00~13:00
午後:14:30~18:00
▲:14:00~17:30
※祝日がある週の木曜は診療しております。
休診日:木曜(祝日がある週を除く)・日曜・祝日