顎関節症という病気をご存知ですか?
昨今のストレス社会の中、若年者の方からあらゆる年代で、口が開けづらい、
口を開けるとカクカク音がする、さらには急激な痛みで口が開かなくなった、
首や肩のこりがひどい、頭痛がするetc.といった様々な症状が出現することが多くなりました。
これらの症状が顎関節や関節周辺の筋肉に病因があってひきおこされるものを「顎関節症」と総称していいます。
以下に主な症状をあげます
1) 関節痛・・・何もしなくても痛みがある(自発痛)
押さえるといたみがある(圧痛)
顎を動かしたり噛んだりすると痛みがある(運動時痛)
2) 首のまわりや肩がこる、押さえると痛みがある
3) 耳鳴りがする
4) 頭痛がする
5) 開口障害・・・正常の最大開口量は約40mm(3本の指が間に入るくらい)
口を大きく開けても40oを下回る時には開口障害があります。
6) 雑音・・・口を大きく開けると、カックン、コックン音がする。
ひどくなるとシャリシャリ、ゴリゴリとにごった音がします。
これらは各々単独又は組み合わさって出現することがあり、その病態、原因はまちまちであるため、各々のケースで症状診査、病態診査、原因診査を行い総合していくことが大切になります。(顎関節症診断)