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鹿児島 歯科 毛利歯科クリニック

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睡眠時無呼吸症候群

【毛利歯科の取り組み】
数年前からいろんな方面で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の事故・話題が多くなってきています。
私(院長 毛利)も以前からいびきなど気になっておりました。
もともと鼻炎持ちでしたのでそのせいかと考えておりましたが、SASの情報が多くなるにつれ心配も大きくなってきました。
歯科的な治療法も検討され始めていたので平成15年に鹿児島厚生連病院呼吸器内科 長濱先生に相談し、睡眠ポリグラフ検査をしました。
結果は重症!!かなりへこみました。重症の場合はC−PAP療法(マスク療法)適応ですが、しかし前向きに歯科装具(マウスピース)の改良に取り組みました!
様々な本を読み、講習会を受け自分の健康がかかっていますので、自分なりに最適のマウスピース作成法を考案しました。いびきはかなり改善されます。
ポリグラフ検査値も1時間あたり32.6回の無呼吸・低呼吸数が、治療後5.9回まで改善されました。(個人差はあるかと思われますがマウスピース侮るなかれです)
当時は保険適用外でしたが、現在は保険適用となっています。(医科の紹介状が必要です)
睡眠時無呼吸症候群とは?
◆睡眠時に10秒以上の無呼吸発作を1時間に5回以上、
 あるいは7時間に30回の発作回数を示した場合
◆本症に対する治療方法は、従来内科的な方法を主体とするものであったが、
 近年歯科装置を本症候群の治療に用いる方法が評価され始めた
症状
◆無呼吸発作前後の重症ないびきと高度な睡眠不足を伴う
◆日中激しい傾眠、疲労感をもたらす
潜在性原因
◆睡眠中に起こる低酸素症、不整脈、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、脳卒中、心臓や脳の血管障害、
 機能障害を引き起こす
原因
◆中高年では、舌の衰え(筋肉の老化)で、喉の気道が狭まり、いびきが生じる。(異常音)
◆舌の筋力が低下すると、舌は緩んで下方に垂れ下がる。唇が閉じにくくなって(口唇閉鎖不全)
 口呼吸(ドライマウス)になる。(口腔機能の衰え)
◆睡眠時の舌根部の沈下が大きくなりいびきが生じたり、呼吸不全を引き起こす。


あなたは「いびき」をかきますか
「いびき」は騒音のトラブルだけではなく、
もっと深刻な問題を抱えていることがわかってきました。
いびきをかいていると熟睡しているように思われがちですが、実は全く正反対で、
眠りが浅く十分な睡眠が取れていないことが多く、そのため疲れが取れなかったり、
日中に居眠りしやすかったりして、集中力や記憶力が低下する、
イライラするなどの弊害をもたらします。
また、呼吸障害によって、酸素不足になり、循環器系や、呼吸器系に悪影響を
及ぼして、高血圧や心臓病、脳梗塞などにかかりやすくなります。
いびきにもいくつか種類がありますが、その中に睡眠中に知らないうちに何回も
呼吸が止まり、息が止まるたびに反復して大きないびきをかくタイプがあります。
それが最近話題になっている睡眠時無呼吸症候群(sleep apnea syndrome=SAS)
といわれるものです。

●睡眠時無呼吸症候群=SASの症状
@ 夜中に何度も目が覚める
A 昼間に猛烈に眠たくなる
B 注意力が散漫になる
C 夜中に何度もトイレに立つ
D 起きた時に頭痛がする
E イライラする


●いびきのメカニズム
いびきは鼻からのどまでの空気の通り道が
いろいろな原因で狭くなり、呼吸する時に
この付近の粘膜が振動することによって生じます。

●なぜいびきはわるいの?

人に迷惑がかかる


気力、能力が低下する


昼間眠たくなる


心臓病、循環器系疾患、脳疾患等を引き起こす
●治療の方法について
まず、呼吸器系内科の病院で検査をしてもらいます。検査では睡眠中の深さや質を調べて、
いい眠りがえられているかどうかをみます。
重度のSASが見られれば、マスク療法(CPAP)となりますが、中度、
軽度の症状であればマウスピースがよいでしょう。

マスク療法(CPAP) ← 医科で対応
睡眠の際にマスクを装着し、機械で空気を送り込むことで気道の閉塞を防ぐものです。
マウスピース ← 歯科で対応
寝る時に口の中に装着し、気道を確保する装置です。

 @ 上下の歯列の型とりをします
 A 下の顎を少し前に出した状態で噛み合わせを採ります

●マウスピースの特徴

@ 体に優しい
夜に口に装着するだけなので簡単にすぐ治療が始められます。

A 弊害がない
マスク療法などの場合、のどが渇いたりすることもありますが、
そのような弊害はありません。また大がかりな機械も必要としません。

B 簡単でどこでもつかえる。
携帯することができますので旅行などの時も持ち運びができ、
いびきで同室の方に迷惑がかかりません。


●マウスピースが使えない人や使用が困難な人
@ 自分の歯が少ない人や歯周病がひどい人
マウスピースは歯を固定源にしますので、
自分の歯が少ない人や歯周病がひどい人は不安定になり使用ができません。

A 顎が前方に8mm以上移動できない人、または顎関節に異常がある人
気道を広げるために顎を前方に8mm以上移動させてマウスピースを作るため、
これができない人は、顎に負担がかかり、顎を痛めてしまいます。
また、顎に異常のある人は何らかの障害が起こる危険性を伴いますので使用はおすすめできません。

B 鼻呼吸のできない人
マウスピースは口を開けている状態では効果を発揮しませんので、
口を閉じた状態で十分な鼻呼吸ができない人にはおすすめできません。

C 18歳未満の人
使用できないわけではありませんが、顎の発育に合わせて1〜3ヵ月ごとの調整が必要となります。

D 寝つきが悪く神経質な人
マウスピースを入れることで違和感がでて、
寝ることができなくなってしまう人には適切な治療法ではありません。

●家庭での工夫(いびき防止
@ 横向きで寝る
抱き枕を利用するなどして横向きに寝ると気道はふさがりにくくなります。

A  枕を低くする
枕を低くすると気道がまっすぐになりふさがりにくくなります。

B  アルコール、タバコの量をひかえる
アルコール、タバコなどは気道の粘膜が腫れる原因となります。

C  減量
太っていることで気道がふさがりやすくなります。





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