当院におけるインプラントシステム
インプラテックス社スイスプラスをメインに、
ITIインプラントシステム(スイス製・世界シェア1位)
症例によってはアンキロスシステム(ドイツ製)を導入しています!
@インプラントとは?
歯を失った人の悩みを解消する第2の永久歯
インプラントとは、歯の抜けたところに人口の歯根(インプラント)を植え、
顎の骨としっかり固定させた後、その上に人口の歯を装着させたものです。
これにより取り外しの入れ歯の不快感がなくなり、
天然歯と同等の力で噛むことが可能となる新しく画期的な治療法です。
Aインプラントの利点・メリット
・咀嚼力が衰えないので、健康を維持でき、痴呆を予防できます。
・入れ歯、ブリッジなどは不快感を伴う上、経年とともに作り直す必要がありますが、
人口歯根は顎骨と一体化するので、メインテナンスをしっかり
することで半永久的な使用に耐えることができます。
・人口歯根の上部構造は、セラミック素材の補綴物を使用すれば、
金属アレルギーや環境ホルモンの心配がなく、審美性が高まります。
歯の色もたくさん用意されています。
・歯がきれいになれば、患者さんは健康的で積極的な人生になります。
インプラント治療は、入れ歯やブリッジに比べると、患者さんにとっても大きなメリットがあります。
Bインプラントの流れ
デンタルインプラントの埋入
インプラントは生体親和性に優れたチタン製の小さなスクリューで、
失った歯根の機能を果たします。
まず、インプラントを顎の骨に埋入し、約6週間〜12週間の治癒期間を経て、
顎の骨とインプラントが統合するのを待ちます。
その後、患者さんに適した歯冠やブリッジ・義歯などの人工歯をインプラントに固定します。
※治療期間は初期の状態により異なります。
インプラント治療の流れ
1.レントゲンなどの十分な検査、説明
2.インプラント手術
チタン製の小さなネジのような形状のインプラントを
局所麻酔で顎の骨の中に埋め込みます。
3.骨とインプラントがくっつくのを待つ。
一般的に下顎6週間、上顎8週間ぐらいが多いですが、状態により異なります。
4.インプラント体に台をつけ型をとります。
技工所で人工の被せるものをつくり、インプラントの台につけます。
これでインプラント治療は一応終わりです。
5.装着したインプラントを長期にわたって機能させるために、
治療終了後は定期的な検診とホームケアを心がけて下さい。
抜歯直後のところは骨ができるまで4ヶ月ぐらい待ちます。
CインプラントのQ&A
■インプラント手術について
・手術は簡単で歯を抜くときと同じ程度の手術です。
入院などは必要ありません。
・手術は通常一時間以内で終了、その後2ヵ月程度の期間で顎骨と癒着します。
・その後、上部構造を作って被せます。
上記と合わせて3ヵ月以内に普通の歯として咀嚼できるようになります。
・局部麻酔をしますのでほとんど痛みを感じることはなく、
入院などの必要もありません。手術したその日から平常通りの生活ができます。
・治療は成人の方なら年齢などの制限はまったくありません。
85歳の高齢者が治療を受けた事例もあります。
ただし、顎の状態、体質や疾病(重度の糖尿病やアレルギーなど)によっては
治療が出来ないこともあります。
■費用や保険のことについて
・インプラント治療は健康保険扱いとなりませんが、医療費控除の対象にはなります。
・患者さんの自費負担治療の総費用について
→費用は検査料、手術料、インプラント費用の合計です。
■インプラントはどのくらいもちますか?
・正しいお口と歯の手入れがインプラントを長持ちさせることになります。
・インプラントは半永久的なもので、口の中を衛生的に保つことを心がけ、
定期検診をきちんと行うことで長期にわたり良好に維持できます。
■術後管理について
・インプラントを良好に維持するために、正しい清掃方法で口の中を清潔に保ちましょう。
・日常的に歯肉をマッサージするようにブラッシングを丁寧に行いましょう。
・定期検診は必ず受診してください。
D最後に
笑顔に自信を、食事にたのしみを
食べる喜びやおしゃべりをすることなど楽しい生活は健康な歯があることにはじまります。
歯を失うと、審美的(見た目の美しさ)に損なってしまうだけでなく、きちんと話せなくなったり
食生活にも大きな影響を与えます。
デンタルインプラントは、あなたの新しい「歯のある生活」をよみがえらせてくれるでしょう。
インプラントで取り戻す人生の喜び
美しい歯を持つ人の笑顔ほど、周りの人を楽しくさせます。
デンタルインプラントは義歯を確実に安定させ、失った歯を取り戻すことができます。
顔はあなたの人柄を歯はあなたの元気を表します
歯は活き活きとした表現を生み出し、健康を表現します。
歯を失う原因は、歯周病などの歯の病気や日常のケガ、
また遺伝的に歯が生えてこないなど様々な原因があります。
デンタルインプラントはこの問題を解決してくれるでしょう。
インプラントの持つ可能性
歯が1本ない場合
健康な隣の歯を削らずに修復できます。
歯が複数本ない場合
歯が数本ない場合では、インプラントを固定源としてブリッジで修復できます
歯がすべてない場合
インプラントで固定式の総義歯を口腔内にしっかり固定します。
義歯は、簡単に外したり装着することが出来るので、毎日のお手入れが簡単に行えます。
従来の取り外し式総義歯でみられるような痛みを伴う副次的作用にわずらわされることもなく、
歯ぐきの萎縮も防ぎます。
自分の歯を感じる楽しさ
デンタルインプラントは天然歯と同じような感覚で、快適に過ごすことができます。
代表的なインプラントのメリット
・天然歯のような審美性を回復できます。
・修復物に対して安定した基盤となります。
・隣の歯を削る必要はありません。
・義歯をしっかりと支えます。
・骨の萎縮を防ぎます。
歯を失ったときの治療法は?
■インプラント 自費治療
人工歯根治療とも言われ、歯を失った部分にチタン製の人工の
歯の根を埋めて、その上に人工の歯をかぶせる治療法です。
この方法により歯があった時と同じように噛めるようにします。
*ガッチリ固定され、違和感が少ない。ただし骨を削らなくてはならない。
メリット&デメリット
●健康な歯を削る必要がない
●自立している周りの歯に負担をかけず、
長持ちする。
●噛む力や食感が天然歯に近い
●外科手術が必要
●治療費が高い
●治療期間が長い
●あごの骨が痩せているかたには骨の再生
療法が必要
■ブリッジ 保険治療&自費治療
ブリッジとは、抜けた歯の部分を人工歯でつくり、
それを両側の歯を削り連結した修物をセメントで固定し支える方法です。
*ガッチリ固定され、違和感が少ない。ただし治療箇所を選び、歯を削らなくてはならない。
メリット&デメリット
●ガッチリ固定され違和感が少ない
●噛む力が落ちない
●支台歯を作るために歯を削る必要がある。
●支台歯への噛む力の負担が増える
●力学的に条件が悪くなる場合は適応されない
■部分入れ歯 保険治療&自費治療
患者さん自身が口の中に入れたり出したりができ、
歯肉と同じようなピンク色のプラスチックの土手がついているもので、入れ歯とも言います。
*取り外し式で手入れがラク。適応範囲の広い治療法。
いちばん端にある歯がなくなったときはバーを伸ばして固定する
メリット&デメリット
●取り外し式で手入れがラク
●比較的治療の費用や時間がかからない。
●歯をたくさん削らないですむ
●歯の欠損の場所を選ばず治療の適応範囲が広い
●外れやすく、慣れるまで違和感がある。
●取り外し式のものを使うことに引け目を感じやすい
●噛む力が弱くなる
●クラスプをかける歯に負担がかかる
インプラントに伴う外科手術を受けられる患者様へ
これからインプラントを入れられ、快適に咬めるお口の環境を取り戻していかれるわけですが、
インプラント治療は虫歯のように、歯科医院に行けばすぐに治るというわけにはいきません。
手術を行ってから快適に咬めるようになるまでには、数カ月の期間を必要とします。
その間、患者様には色々なリスクファクター(危険因子)についてご理解を頂き、
協力して頂くことを必要とします。
歯を失う最大の原因は歯周病
インプラントが必要となるのは、何らかの原因で歯を失った場合です。
その歯を失う最大の原因といわれているのが歯周病です。
歯周病は歯肉の腫れ、出血、口臭を伴い、次第にポケットが広がっていき、
最後には抜け落ちてしまう病気です。
歯周病は細菌感染による炎症性疾患です。
その歯周病を急速に増悪させる因子の一つとして喫煙はあげられています。
インプラントの成功を左右するリスクファクター(危険因子)
・歯周病のコントロール
・喫煙
・飲酒(多量摂取)
・嗜好品(特に激辛の食べ物)
喫煙が体に良くないことは誰でも知っていると思いますが、インプラントにとっても同様です。
喫煙からくる血管収縮、血流阻害(歯肉への血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が欠乏したり、
老廃物の除去がうまくいかなくなる)、白血球の機能障害(細菌を闘う白血球の量が50%も減少する)
歯肉の修復機能に対する悪影響(繊維芽細胞の働きを抑え、その結果治療に対する反応が悪くなる)
などがマイナス因子となってインプラント治療に悪影響を及ぼします。
特に骨再生療法を行う場合には、喫煙によるリスクが高まります。
インプラントにおいても、特に治癒期間での禁煙は成功率を高めることとなります。
少しでも成功率を上げて、数ヵ月後にはインプラントで快適に咬める様ご協力をお願い致します。